About

About

Stellar Edgeは、伝統と革新を融合し、日常に特別な体験をもたらすプロダクトを生み出すブランドです。日本のものづくりに根ざした技術と、革新的なデザインを融合させ、手に取るたびに新しい発見と喜びを感じていただけるアイテムを提供しています。

モーターショーのコンセプトカーや巨大ロボットを手掛ける日本トップクラスのプロダクトデザイナー・山下泰弘氏がデザインを担当。洗練された美しさと機能性を兼ね備えた製品は、単なる道具にとどまらず、アートとしての価値をも持ち合わせています。

私たちは、毎日の生活に特別なひとときを与える製品作りに情熱を注ぎ、お客様に感動と満足をお届けすることを目指しています。 

Member

岡本朔 Saku Okamoto

Founder

岐阜県可児郡御嵩町出身

1990年(平成2年)生まれ

山下泰弘 Yasuhiro Yamashita

Designer

岐阜県関市出身

1972年(昭和47年)生まれ

トヨタ自動車デザイン部出身のプロダクトデザイナー。自動車のボディやバイクのような複雑な自由曲面の造形とデザインを得意とし、卓越したスキルで数々のプロジェクトを成功に導いてきた実力派デザイナー。大胆な発想と緻密な設計力で、大手メーカーの製品デザインを数多く手掛け、その作品は国内外から高い評価を得ています。

Story

カナダでの経験、そして日本への回帰

このプロジェクトの歩みについて、創業者である岡本の視点からお話しさせていただきます。

私は大学を卒業した後、20代のほとんどをカナダで過ごしました。カナダの自然や文化に触れながら、さまざまなものづくりの現場を巡る日々を送っていました。その中で特に印象に残ったのは、カナダの人々が日本製の製品を当たり前のように使っている光景でした。

自動車や日用品、精密機械まで、あらゆる場面で日本製品が日常に溶け込んでいました。それらはただの道具ではなく、カナダの人々にとっては信頼できる存在として愛されていたのです。私はその光景を見て、日本のものづくりの強みを改めて感じました。細部へのこだわり、そして職人たちが手を動かしながら魂を込めていること――それこそが、日本のものづくりの本質だと実感した瞬間でした。

カナダでの車はMazda Protegé (MT)

カナダは本当に素晴らしい国で、文化や発想の自由さには学ぶことが多かったです。でも、その経験を通じて、日本の技術や文化の素晴らしさをより鮮明に感じるようになりました。そしていつしか、「ここで得た経験を日本で活かし、新しい価値を生み出したい」と思うようになり、日本に戻る決意をしました。

岐阜・関市での出会い

帰国後、私は新しい挑戦を探していました。その中で、運命的な出会いを果たしたのが、日本を代表するプロダクトデザイナーの山下泰弘さんでした。山下さんは、コンセプトカーや巨大ロボットのデザインを手がける実力派デザイナーです。私が訪れた岐阜県関市が彼の出身地だったこともあり、自然と交流が深まりました。

彼のデザインには機能性と美しさが融合していて、私自身強く心を惹かれました。ただ、それだけではなく、山下さんと一緒なら、世界に新しいプロダクトを発信できるのではないかという直感がありました。そこで私は、山下さんに一緒にプロジェクトを立ち上げないかと提案しました。山下さんも快く応じてくださり、プロジェクトが動き出しました。

山下さんのデザインした小型モビリティPiana

刃物職人たちとの協力

関市での暮らしが始まり、私は山下さんと共に、地元の刃物職人たちと交流を深めていきました。職人たちが見せる一つ一つの動作、その中に込められた情熱には感銘を受けました。刃物というシンプルな道具にも、職人の技術が詰まっていることを改めて実感しました。

しかし、プロジェクトの初期段階では、職人たちも山下さんのデザインに戸惑っていました。自動車デザインを得意とする山下さんのフォルムは、伝統的な刃物の形とは異なり、再現が難しかったのです。私たちは何度も試作を重ね、意見を交わしながら進めていきました。

私自身は、職人たちと山下さんの間に立ち、双方の思いを丁寧に汲み取るよう心がけました。伝統を尊重しながらも、新しい発想を取り入れる――そのバランスを大切にしながら、少しずつ形にしていきました。

生まれた一振りの「鋏」

試作と改良を繰り返し、ようやく完成したのがステラエッジのハサミ「SC01」です。このハサミには、関市の職人の技術と山下さんのデザイン、そして私のプロデュースが融合しています。単なる道具ではなく、アートのような存在に仕上げたいという思いで取り組んできました。

伝統と革新の架け橋として

このプロジェクトを通して、私は「伝統と革新は対立するものではなく、共に歩んでいくものだ」と改めて感じました。チーム全員が一丸となり、挑戦し続けたからこそ、今の形が実現できたのです。

「伝統の技術と現代の感性を掛け合わせ、世界へ届ける」という理念のもと、これからも挑戦を続け、多くの人々に愛されるプロダクトを生み出していきます。